ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、昨季腹部の手術を受けてシーズンの大半を欠場した。今季復活して、11試合の出場で平均26.3得点、7.0アシストを挙げているなか、『HoopsHype』のインタビューで「ここはいつも俺にとっての家」とポートランド愛を強調している。 2012年のドラフト1巡目6位でNBA入りしたリラードも早11年目。リーグ屈指のスコアリングマシンとしての地位を確立しており、怪我に苦しんだ昨季を経て、今季はまずまずのスタートを切ってチームも11勝11敗と熾烈なウェスタン・カンファレンスで勝率5割と食らい付いている。 ブレイザーズは昨季途中にCJ・マッカラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)を放出。23歳のアンファニー・サイモンズがチーム2位の平均23.8得点、今年から加入したジェレミー・グラントが平均22.2得点を挙げるなど、チームは大きく変化している。リラードの中でも、チームの底上げに手応えがあるようだ。 「俺たちはチャンピオンシップチームになれると思う。経験豊富なベテランと才能の若手がうまく融合している。今、リーグで最も成功しているのはそういうチームだ。もちろん、健康体をキープしないといけないけどね」 リラードと言えば、近年幾度となくトレードの噂が流れ、そのたびにポートランドという都市、ブレイザーズというチームへの忠誠心を強調してきた。改めて、「いつも俺にとっての家だ」と語っている。 「ポートランドはオークランドにも近いし、家族のほとんどはいつでも遊びに来て、一緒にいることができるし、引っ越してきて住んでいる人もいる。俺はこのコミュニティにすべてを費やしてきた。その時点で俺にとってここが家だ。1976-77シーズン以降、チームは優勝していない。チャンピオンシップを取り戻したいし、自分がその一員でありたい」 リラードがブレイザーズにリーグタイトルをもたらす未来が訪れるか、注目が集まる。