昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは開幕直前にチーム内でトラブルがあったものの、3試合で2勝1敗というまずまずのスタートを切っている。そんななか、チーム内で輝きを放っているのがアンドリュー・ウィギンズだ。平均22.3点、6.3リバウンド、2.7アシスト、1.3ブロック、2.3スティール、FG成功率52.0%、3ポイント成功率38.1%を記録。3ポイント成功率以外は、オールスターに選出された昨季以上のペースである。 そんなウィギンズを、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も手放しで褒め称えている。 「ウィギンスは、私がこれまで見てきた中で最高の状態だと思う。昨年彼はオールスターに選ばれ、優勝にも貢献した。その勢いを今シーズンへの足がかりとしたのだと思う」 昨季のプレイオフでウィギンズは、平均16.5点、7.5リバウンドを挙げるのと同時に、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)といった相手チームのエースにマッチアップ。守備でも貢献して見せた。 カーHCは、「昨夜、ステフ (カリー) に3ポイントにつながるエクストラパスを出したのを見ただろう。彼はそうしたシンプルなプレイも選択できるが、必要に応じて自らアタックもできる。本当に効率的なバスケットボールをしているよ。ディフェンスも素晴らしいしね」 と述べた。 キャリア9年目の27歳。心身ともに最高の状態で全盛期を迎えようとしている。