ロサンゼルス・レイカーズは2022-23シーズン、開幕2試合でゴールデンステイト・ウォリアーズ、ロサンゼルス・クリッパーズに敗れ、2連敗スタートとなった。不甲斐ない結果には当然、厳しい目が向けられるが、米記者は主軸であるレブロン・ジェームズへの批判は相応しくないと見解を述べている。 昨季レギュラーシーズン33勝49敗でカンファレンス11位に終わったレイカーズは、名誉挽回を懸けたシーズンも序盤で苦しんでいる。開幕戦で昨季王者ウォリアーズに109-123で敗れると、続くクリッパーズとの“ロサンゼルス対決”は第1クォーターで12点ビハインドを背負うなど、力負けを喫した。 アンソニー・デイビスがチームトップの平均26.0得点、7.0リバウンド、3.0スティール、ジェームズも平均25.5得点、12.5リバウンド、7.0アシストと2枚看板は及第点の成績を残しているが、チームの1試合平均103.0得点はリーグワースト2位、フィールドゴール成功率も38.8%と低迷している。『The Ringer』のクリス・ヴァーノン記者は、批判されるべきはジェームズではなく、フロントの動きだと持論を展開している。 「レブロン・ジェームズはどんな試合でも得点しているし、彼に対する批判は受け入れがたい。ただ、世間がベストプレイヤーに求めているのは、リーダーとして選手全員に責任を持たせることだ。ロブ・ペリンカ(GM)の契約延長は、今夏の最も衝撃的な動きだ。チームは混乱を招いているし、何を考えているんだという感じだ」 「(昨シーズン開幕前に)ウェストブルックのトレードが起こったのがまずは発端だ。我々はみんなクレイジーだと思った。レブロン・ジェームズをチームの中心に据えていながら、レブロン・ジェームズとラッセル・ウェストブルックの2人が相性がいいと考えるのは、チームの作り方を理解していない。かなり愚かだ。この動きに関して批判が起こるのは当然だろう」 レイカーズは日本時間10月24日(午前4時半ティップオフ/現地23日)に本拠地Crypto.comアリーナでポートランド・トレイルブレイザーズと対戦するが、今季初勝利を挙げられるだろうか。