先日、ユタ・ジャズからトレードでクリーブランド・キャバリアーズへ移籍したドノバン・ミッチェルが、入団会見を行なった。そのなかでミッチェルは、トレード成立前に噂されていた移籍先であるニューヨーク・ニックスについて、「ニューヨークに行くと思っていた」と当時の心境を明かした。 「ニューヨークに行くと思っていた。嘘をつくつもりはない。母親の近くにいたくないと思う人なんていないだろう。ただ、中学2年生から実家を離れて下宿していたからね。(ニックス移籍が決まっていたら)それはそれで素晴らしかっただろう」 家族への思いが強く、地元ニューヨーク行きへの思いはあったと明かすも、キャバリアーズへ移籍が決まったことを心から喜んでいるようだ。 「クリーブランドへトレードされ、次に自分たちが何をしようとしているかが分かったら、気持ちは変わったよ。このグループと街の一員となれて本当に嬉しいんだ」 ミッチェルは幼少期、当時キャバリアーズにいたレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)のファンで、ジェームズのユニフォームを着た写真がSNS上でも散見される。そしてついに、自身がキャバリアーズの大黒柱としてチームを牽引する時が来た。ダリアス・ガーランド、エバン・モーブリー、ジャレット・アレン、キャリス・ルバートら多くの実力者たちとともに、憧れの存在が在籍していた2016年以来の優勝をクリーブランドへもたらすことができるか。