「引退する頃には…」 ブルズのアンドレ・ドラモンドがリバウンドに関する野望を語る

2022-23シーズンはシカゴ・ブルズでプレイするアンドレ・ドラモンドは、来季でキャリア11年目を迎える。日本時間8月11日(現地10日)で29歳になったばかりだが、通算リバウンド数(9519)は歴代46位にランクイン。通算1万本を射程圏内に捉えるセンターは、歴代でも22人しかいない1万2000本以上という記録も十分狙えるだろう。 そんなドラモンドが「地元のよう」と語る学生時代を過ごした場所、コネチカット州のYMCAで自身の願望を明かした。『CTInsider.com』のマイク・アンソニー記者が伝えている。 「すでに自分はその位置にいると思うけど、まだキャリアは道半ば。引退する頃には、史上最高のリバウンダーとして名を残すことになるだろう」 なお、キャリア通算の平均13.3本は歴代11位にラインクインしている。さらに、ドラモンドがコート上にいる時のリバウンド奪取率は24.7%で、現役時代に7年連続でリバウンド王に輝いたデニス・ロッドマン(元シカゴ・ブルズほか)の23.4%よりも高いのだ。 ただし史上最高を語るのであれば、歴代トップの2万3924本を奪ったウィルト・チェンバレン(元ロサンゼルス・レイカーズほか)や、キャリアを通して平均18.6本未満のシーズンがなかったビル・ラッセル(元ボストン・セルティックス)など、偉人たちの名を忘れるわけにはいかない。時代が異なるとはいえ“史上最高”と誰もが認める存在となるには、そうしたレジェンドらを超えるインパクトが不可欠だ。 現実的には2万本超えというのはかなりハードルが高いが、30歳となる前にこれだけの結果を残しているドラモンドが“史上最高のリバウンダーの1人”であることは確実。さらなる高みを目指して自らに発破をかけるドラモンドの、新天地でのさらなる活躍に期待したい。

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