ヒューストン・ロケッツのジョン・ウォールが、4740万ドルという来季のプレイヤーオプションを行使してチームに残る見込みだという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 ウォールとロケッツは今後トレードに向けて動くと見られているが、取引先が見つからない場合はバイアウトの可能性もあるようだ。 ウォールは2020年12月、ラッセル・ウェストブルックとのトレードでワシントン・ウィザーズからロケッツに入団。アキレス断裂で直前のシーズンを全休していたウォールだが新天地で40試合に先発出場し、平均20.6点、6.9アシストとオールスター級のスタッツを記録した。しかし2021-22シーズン開幕前に、再建を推し進めるチームとの間で自身をトレードすることに合意。取引先を探したものの、残り2年で約9100万ドルという大型契約もあってトレード成立とはならなかった。 その間、ロケッツはジェイレン・グリーンやケビン・ポーターJr.といった若手を中心に戦い続けた。今週行なわれるNBAドラフト2022では全体3位指名権を手にしており、より一層未来に向けたチーム作りがさらに加速するはずだ。 昨季全休している31歳の司令塔は、はたして来季どのチームのユニフォームに袖を通しているのだろうか。