ユタ・ジャズのルディ・ゴベアは、プレイオフ1回戦負け決定とともに、トレードの噂が頻繁に飛び交っている。トロント・ラプターズ、シャーロット・ホーネッツなどが交渉候補に挙がるなかで、アトランタ・ホークスの名前も新たに挙がっている。 ジャズと言えば、ゴベアとドノバン・ミッチェルの二枚看板体制で5年連続プレイオフに進出している、ウェスタン・カンファレンスの強豪だ。しかし、新型コロナウィルス禍の2020年にコロナ感染をきっかけに2人の確執が浮き彫りとなり、毎年のようにシーズンオフにはトレードの噂が浮上している。 今季のプレイオフ1回戦では、ミッチェルがシリーズ平均25.5得点、ゴベアも平均12.0得点、13.2リバウンドと奮闘したが、ダラス・マーベリックスの前に2勝4敗と敗退を余儀なくされた。 敗退直後にはゴベアがチームにトレードを要求する可能性が指摘されるなど、周辺が騒がしくなっているなか、『The Athletic』のクリス・キルシュナー記者はイースタン・カンファレンスのホークスを新天地候補に挙げている。 「ルディ・ゴベアとドノバン・ミッチェルのどちらか、あるいは両方がトレード市場に出る場合、ホークスは関心を持つはずだ。もしミッチェルを中心にチームを作るなら、(ホークスの)ディアンドレ・ハンターのような選手はユタが上を目指すために必要だ。ペリメーターディフェンスは改善が必要で、ホークスよりも悪い状況だ」 「ゴベアとミッチェルなら、ホークスとの交渉がまとまる可能性が高いのはゴベアだろう。ハンター、クリント・カペラ、ジェイレン・ジョンソン、ドラフト指名権のパッケージ案が浮かぶ。ジャズが長期的なサラリーキャップの空きを必要とするなら、カペラの代わりにダニーロ・ガリナーリになる可能性がある」 来季4年目を迎える24歳のハンターのようなストッパー役がジャズには必要だと説いたキルシュナー記者。最優秀守備選手賞を計3回受賞しているゴベアを放出して、チーム改革に踏み切るのだろうか。