ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、今年1月に腱障害を負った腹部の手術を受け、リハビリに専念するために復帰は来季へ持ち越しとなった。そのなかで、『yahoo! sports』のクリス・ヘインズ記者のインタビューに応じ、自身の未来について語っている。 今季のリラードは平均24.0得点、7.3アシストを記録しているが、29試合の出場にとどまるなど、コンディションに苦しんできた。昨夏の東京五輪以来、下腹部の腱障害による痛みに悩まされ、1月1日(同12月31日)のロサンゼルス・レイカーズ戦を最後に欠場していたなかで手術に踏み切った。 リハビリは順調なものの、最終段階に入ったそのリハビリを今後数週間続けるため、日本時間3月22日(現地21日)に今季残り試合を欠場することが発表された。 ブレイザーズはシーズン途中に主力のCJ・マッカラム放出を決断。ウェスタン・カンファレンス12位(27勝46敗)と低迷は続いているが、来シーズンは今年と同じ結果に終わることはないと、リラードは断言する。 「トレードデッドラインに動くまで、俺たちは組織として少し後退していた。でも、サラリーキャップを空け、ドラフト指名権、2200万ドル(約26億9000万円)と600万ドル(約7億3000万円)のトレードエクセプション、フルミッドレベル例外条項、バイアニュアル例外条項を手にした。俺たちにはチャンスと柔軟性がある。チャンピオンシップを争えるチームにできる選手たちはリーグにいるが、それを実行に移す必要がある」 ポートランドでタイトルを獲得することがまだ今の目標か。その質問に、リラードは即座に回答している。 「正直、俺が意識していることはそれだけだ。俺のベストはまだ尽くせていない。現時点でプレイしている理由は、リーグMVPになりたい、チャンピオンシップを勝ち獲りたいという思いからだ。これまでやってきたことには満足しているけど、この2つを達成できれば、アスリートとしての自分に満足できるだろう」 NBA11年目を迎える2022-23シーズンにリラードは逆襲を誓う。