2021-22シーズンのトレードデッドラインが日本時間2月11日(現地10日)に迫り、移籍の噂が複数飛び交っている。そのなかで、最大級の大物がブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデンだ。ここに来て、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のベン・シモンズとの交換トレード話が過熱しているようだ。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、カイリー・アービングの復帰、スティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)への不満、ニューヨークでの生活状況を踏まえ、ハーデンはブルックリン以外でのプレイに関心があるという。 ケビン・デュラント、アービング、ハーデンの3人が揃った試合ではこれまで13勝3敗だが、ハーデンの支配的なスタイルがデュラントとアービングのアプローチとマッチしない「懸念が高まっている」と指摘。ヒューストン・ロケッツ時代にハーデンを獲得した実績を持つダリル・モーリーがGM(ゼネラルマネージャー)を務めるシクサーズのシモンズとのトレードが可能性として浮上し、今週に交渉の場が持たれるという。 シクサーズはシモンズのほかにシューターのセス・カリー、今季平均16.9得点を挙げているタイリース・マクシー、3年目のマティース・サイブルが追加の駒となるオプションがあるようだ。 得点に固執しないタイプで、NBA屈指のペリメーターディフェンダーであるシモンズは、デュラント、アービングとの相性も悪くないと予想される。残り6日間で、オールスター同士のトレードは実現するだろうか。