NBAオールスター2022の先発選手が日本時間1月28日(現地27日)に決定し、一番のサプライズはアンドリュー・ウィギンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の初選出だった。様々な議論を呼んでいるなかで、辛口批評で人気を博す元NBA選手のケンドリック・パーキンスは、本来であればウィギンズは球宴のスタータークラスではないと考えているようだ。 オールスターの先発選手はファン投票50%、選手とメディアの投票25%ずつを加重平均して選定。ウェスタン・カンファレンスのフロントコートは、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に続き、3番手でウィギンズが名を連ねた。26歳のウイングプレイヤーは、NBA8年目でこれが初のオールスター選出となる。 ウィギンズはウォリアーズ所属3年目の今季、45試合に出場して平均18.1得点、4.2リバウンド、2.1アシスト、3ポイント成功率41.2%をマーク。フェニックス・サンズに次ぐリーグ2位の勝率を挙げているチームに貢献しているが、個人スタッツだけ見れば、さらに上を行く選手も数多くおり、ウエストのフロントコートでは3位のファン投票数に大きく後押しされる形となった。 NBAアナリストを務めるパーキンスは『ESPN』の番組『NBA Today』で、左膝の捻挫などで今季21試合を欠場しているアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)が、健康体をキープしていれば状況は違っただろうと見解を述べている。 「(リーグ最高勝率の)フェニックスの誰もが、クリス・ポールとデビン・ブッカーが不選出という結果にフラストレーションを抱えているのは理解できる。でも、彼らはガードだ。ステフ(ステフィン・カリー)、そしてジャ(モラント)は外せない。問題はアンドリュー・ウィギンズで、みんなが腹を立てている。彼はウイングプレイヤーだ。アンソニー・デイビスが健康体だったら、そこにはいなかったかもしれない。まあ、でも彼は選ばれた。彼を誇りに思うよ」 ウィギンズとしては初の晴れ舞台で、プレイで周囲の雑音をかき消したいところだ。