NBAの2021-22シーズンは折り返し地点を過ぎて後半戦に突入。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第13回版を発表し、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが今季初のトップに上り詰めた。 昨季MVPのヨキッチは、日本時間1月20日(現地19日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦で49得点、14リバウンド、10アシストとトリプルダブルをマーク。リーグ最多となる今季10回目、通算でも歴代7位の67回目のトリプルダブル達成で、万能センターぶりを発揮している。15リバウンド以上した試合のキャリア通算勝率も47勝10敗と高く、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は「ニコラ・ヨキッチがMVPでないなら、いったい誰だい? 彼は得点、パス、リバウンドで相手を打ち負かせる」と絶対の信頼を寄せている。史上13人目となる2年連続のMVP受賞を果たしても、決して不思議ではない。 2位に後退となったミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボだが、ヨキッチと同じく、平均25得点、10リバウンド、5アシスト以上をキープ。3位には、ウィルト・チェンバレン、アレン・アイバーソンに次ぐフランチャイズ史上3人目の12試合連続25得点以上を挙げ、1月20日のオーランド・マジック戦では50得点を叩き出したジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)が1つ順位を上げた。 4位はブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが前回から1つランクダウン。1月16日(現地15日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦で左膝を負傷して欠場が続き、トップ5陥落の危機となっている。5位には、平均アシスト数でリーグトップに立つフェニックス・サンズのクリス・ポールが8位から順位を上げて入った。 そのほか、6位にゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー、7位にシカゴ・ブルズのデマー・デローザン、8位にメンフィス・グリズリーズのジャ・モラント、9位にユタ・ジャズのルディ・ゴベア、10位にロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが続いている。