日本時間1月19日(現地18日)、2019-20シーズン途中までNBAでプレイしていたチャンドラー・パーソンズが、自身のインスタグラムでバスケットボールからの引退を発表した。パーソンズは投稿の中で、「この2年間は本当にクレイジーでいろいろなことを考えさせられた。多くの浮き沈みがあったけど、その一つひとつに感謝している」と記している。 パーソンズは2020年1月、飲酒運転による交通事故に巻き込まれ深刻な怪我を負っていた。事故当初、当時所属していたアトランタ・ホークスは脳震盪とむち打ち状態になったとしていたが、後にエージェントが外傷性脳損傷、椎間板ヘルニア、関節唇の断裂と詳細を発表。「チャンドラーは肉体的にNBA選手としてのピークを迎えていた。現在、彼はチームのドクターと共に回復する術を探っているが、彼が選手として復帰できるか不透明な状況だ。我々は彼の怪我を完治させることを最優先し、あらゆる手を尽くして彼をサポートしている」とコメントしていた。 33歳のパーソンズにとって余りにも不本意なNBAキャリアの幕切れとなってしまったが、インスタグラムでは「人生の次のチャプターに興奮している」とコメント。さらに、「僕はずっとNBAの選手になりたかった。ただ最高レベルでバスケットボールをプレイしたかったんだ。僕は誇りを持って、『自分はそれをやり遂げた』と言うことができる。完璧ではなかったかもしれないがとても楽しかった。この場を借りて、僕が夢を成し遂げるのを助けてくれたすべての人に感謝したい」と述べている。 パーソンズは2011年のドラフト2巡目全体38位でヒューストン・ロケッツに指名されNBAキャリアをスタート。その後、ダラス・マーベリックス、メンフィス・グリズリーズ、アトランタ・ホークスと計4チームでプレイした。9シーズンのキャリアで440試合に出場し、平均12.7点、4.5リバウンド、2.7アシスト、FG成功率46.2%、3ポイント成功率37.3%、フリースロー成功率71.3%を記録している。