NBAの2021-22シーズンも間もなく折り返し地点を迎える。『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、毎年恒例となっている“MVP査定”第11回版を発表し、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが2週連続で1位となった。 前週に続いて1位のアデトクンボは、日本時間1月6日(現地5日)のトロント・ラプターズ戦を風邪で欠場したが、続く1月8日(同7日)のブルックリン・ネッツ戦で31得点、7リバウンド、9アシストを挙げて勝利に貢献した。今季、バックスは新型コロナウイルスのヘルス&セーフティプロトコル入りもあったアデトクボ不在の試合は4勝5敗。アデトクンボは史上初となる4年連続の平均25得点、10リバウンド、5アシスト以上へまい進している。 ネッツのケビン・デュラントが2位をキープ。前週で4位だったデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが3位に浮上した。ヨキッチは1月6日(同5日)のユタ・ジャズ戦で26得点、21リバウンド、11アシストと今季7回目、通算64回目のトリプルダブルを達成。試合には惜しくも敗れたが、ウィルト・チェンバレン、オスカー・ロバートソン、エルジン・ベイラー、カリーム・アブドゥル・ジャバーに続いて20得点、20リバウウンド、10アシスト以上を複数回達成した5人目の選手としてNBA史にその名を刻んだ。 大幅に順位を上げたのがフィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードで、9位から4位へランクアップ。12月27日(同6日)のワシントン・ウィザーズ戦からキャリア最長となる6試合連続30得点を挙げ、チームもエンビードが30得点以上を記録した試合は11勝2敗。再び上昇気流に乗りつつある。 大腿四頭筋を痛めているゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、3位から5位に転落。欠場があっただけでなく、1月4日(同3日)のマイアミ・ヒート戦で9得点、続く6日(同5日)のダラス・マーベリックス戦で14得点と苦しみ、2014年12月以来の1試合での3ポイント成功数が1本に終わった。 そのほか、6位にシカゴ・ブルズのデマー・デローザン、7位にロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、8位にフェニックス・サンズのクリス・ポール、9位にユタ・ジャズのルディ・ゴベア、10位にメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが続いている。