ゴールデンステイト・ウォリアーズは、クレイ・トンプソンとジェームズ・ワイズマンが不在のなかで、リーグ最高勝率(28勝7敗)の好成績を収めている。約2年半、欠場が続いているトンプソンは復帰目前とされており、同僚のアンドリュー・ウィギンズは心を躍らせている。『NBC Sports Bay Area』のアリ・タナワラ記者が伝えた。 キャリア通算で平均19.5得点を挙げているトンプソンは、2019年のNBAファイナル第6戦で左膝前十字靭帯を断裂。その後順調に回復していたなか、昨季開幕前のワークアウト中に右足アキレス腱を断裂する不運に見舞われた。 2020年2月にトレードでウォリアーズの一員となったウィギンズは、まだ実戦でトンプソンと共闘経験がない。それだけに、3&D(3ポイントとディフェンスが得意な選手)として鳴らしたトンプソンとのプレイを楽しみにしているという。 「クレイが守備、攻撃で与える影響はクレイジーだ。彼が戻ってくるのが楽しみだし、一緒にプレイすることに興奮している。彼が戻った時、リーグは大変なことになるだろう」 トンプソンと“スプラッシュ・ブラザーズ”を結成する大黒柱のステフィン・カリーも、「ローテーションがどうなるかは分からない。有能な選手がたくさんいるから、様々な組み合わせができる。クレイ、ワイズ(ワイズマン)、選択肢がたくさんある。全員が準備ができていないといけない。とりわけクレイの場合、スペーシング、シュート力、守備での貢献……復活したら面白くなりそうだ」とトンプソンの合流はチームの大きな力になると考えている。 ウォリアーズはシーズン後半戦も駆け抜けるのか、トンプソン復帰後のチーム状態に大きな注目が集まる。