トロント・ラプターズの渡邊雄太が、日本時間12月29日(現地28日)にホームのスコシアバンク・アリーナで行なわれたフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)戦に先発出場した。渡邊が先発するのは2日前のクリーブランド・キャバリアーズ戦に続いて2試合連続。31分出場し、10点、4リバウンド、2アシスト、フィールドゴール成功率66.7%(4/6)、3ポイント成功率66.7%(2/3)を記録した。 4人の10日間契約選手を含む8人のロスターで臨んだキャバリアーズ戦では、キャリアハイとなる26点、13リバウンドを叩き出した渡邊だったが、この日はパスカル・シアカム、マラカイ・フリン、ギャリー・トレントJr.が新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルから復帰。フィニッシャーの役割を分担できたこともあり、FG試投数はキャバリアーズ戦の19本から6本まで減った。それでも効果的な3ポイントと懸命なディフェンスで、前半からチームを支えた。 第3クォーター途中には珍しい場面も見られた。マッチアップしていたジョエル・エンビードを止められなかったフラストレーションからボールを叩きつけ、テクニカルファウルをコールされてしまう。その後、エンビードのブロックに跳んで着地する際に右足首をコートに強く打ち付けるというアクシデントに見舞われたが、大事には至らず。一時コートを離れた後、試合に復帰している。 ラプターズは2022年1月1日(同2021年12月31日)に再びホームでロサンゼルス・クリッパーズと、シクサーズは31日(同30日)に敵地バークレイズ・センターでブルックリン・ネッツと対戦する。