日本時間12月21日(現地20日)、USAバスケットボールは2022年から2024年の男子アメリカ代表のコーチングスタッフを発表し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)を指揮官に任命したと発表した。ゴンザガ大のマーク・フューHC、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC、フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズHCがアシスタントコーチとして、カーHCを支える。 カーHCは、「アメリカ代表チームのヘッドコーチとして国を代表することを大変光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いでいます。スリリングな機会で、挑戦できることに興奮しています。また、エリック・スポールストラ、モンティ・ウイリアムズ、マーク・フューという私が尊敬する3人のコーチと一緒に仕事ができることに、大きな喜びを感じています」とのコメントを発表している。 昨夏の東京五輪でカーHCは、2016年から男子代表チームを率いてきたグレッグ・ポポビッチHC(サンアントニオ・スパーズ)のアシスタントコーチを務め、4大会連続の金メダル獲得の一端を担っていた。 今後カーHCは、2022~2024年に行なわれるすべてのトレーニングキャンプに参加するとともに、2023年8月末から日本、フィリピン、ンドネシアで開催される予定のFIBAワールドカップ(予選通過の場合)、2024年7月末からフランス・パリで開催予定のオリンピックで指揮を執ることになる。 アメリカ代表は、オリンピックで4大会連続金メダルを獲得し(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ、2020年東京)、FIBAワールドカップでは過去3大会中2大会で優勝している(2010年トルコ、2014年スペイン)。 アメリカ代表のチームマネージングディレクターを務める元NBA選手のグラント・ヒルは、「カーHCが今後3年間、代表チームを率いる理想的な候補者であることは、バスケットボール関係者の誰もが認めるところだろう」とコメントしている。