試合毎に存在感を高める渡邊雄太、苦境のチームを救えるか【12/3(金)午前9時30分 バックス対ラプターズ】

日本時間12月3日(現地2日)、スコシアバンク・アリーナで渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズ(9勝13敗)とミルウォーキー・バックス(14勝8敗)が対戦する。複数の主力を欠くラプターズでは、復帰3戦目で今季初の2桁得点を挙げた渡邊の奮起に期待がかかる。 現在ホームでは2013年以来の5連敗中で、今季通算でも2勝8敗と大きく負け越しているラプターズ。エースのパスカル・シアカムも「ホームでこの惨状は許されない。もっと良いプレイを見せないとダメだ」とホームで勝ちきれないことへ現状に危機感を募らせている。悪い流れを断ち切りたいところだが、戦力的には厳しい戦いを強いられることになるだろう。現在OG・アヌノビー(腰)、ケム・ビーチ(ひざ)、そしてゴラン・ドラギッチ(個人的理由)が離脱中。ギャリー・トレントJr.(ふくらはぎ)が練習を再開したというのは朗報だが、復帰できるかは分かっておらず、改めてチームの総合力が試される。 苦境に立たされるなか、直前のメンフィス・グリズリーズ戦でチームの希望となったのが渡邊だ。怪我からの復帰3戦目で今季最多の29分出場し、3本の3ポイントシュートを決めて11点、6リバウンドを記録。持ち前の堅実な守備でも存在感を示し、ベンチからチームに活力を与えた。 復帰後最初の2戦ではFG成功率11.1%(1/9)とシュートタッチに苦しんだが、グリズリーズ戦では44.4%(4/9)と復調。本人も「シュートに関しては自信があります。最初の2戦は上手く乗れなかったんですが、試合勘を取り戻せば大丈夫」と語るなど、今後さらに調子を上げていくことが期待される。また、そのなかで「終盤決めておきたいシュートを何本か外してしまったので、そこが自分の足りない部分。勝負弱さが出てしまった」と自ら挙げた課題を克服していきたいところだ。 ラプターズは直近2戦でフレッド・バンブリート、シアカム、スコッティ・バーンズ以外で2桁得点を挙げたのは、渡邊とスビ・ミハイリュクのみとロールプレイヤーのサポートが不足している。この状況に「パスカル(シアカム)とフレッド(バンブリート)にマークが集中するなかで、僕も含めてみんながシュートを決めなければならない」と奮起を促す渡邊が、再びベンチの起爆剤となれるか注目だ。 ヤニス・アデトクンボを擁するバックスは、怪我で戦線を離れていたドリュー・ホリデーとクリス・ミドルトンの2人が復帰。BIG 3が揃ってから現在8連勝と、昨季王者が遂に本領を発揮してきた。アデトクンボは今季も平均27点、11.8リバウンド、5.9アシストとMVP級の活躍を披露しているが、そんなスーパースターに対してマッチアップの可能性もある渡邊がどう対峙するかも見ものだ。 バックスが連勝街道をひた走るのか、それともラプターズが連敗を止めるのか。意地と意地のぶつかり合いを見逃すな。

【アンケート】

渡邊選手は、グリズリーズ戦で自己最多タイとなる3本の3ポイントを沈めて11点を記録。バックス戦では何点取ると思いますか?


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