未だベン・シモンズ問題を解決できずにいるフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、新型コロナウイルスの健康・安全プロトコルでジョエル・エンビードがチームから離脱していることもあり、日本時間11月18日(現地17日)時点で5連敗中と苦しい戦いを強いられている。大黒柱の完全復活が待たれるのはもちろんながら、チームが前進するためにもシモンズの処遇をクリアにしたいところだ。そんななか、『The Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者は、シクサーズがデトロイト・ピストンズのジェレミー・グラントの獲得に興味があると言及している。 「リーグ関係者によると、シクサーズはジェレミー・グラントやもう1人のフォワード、若手、ドラフト指名権を獲得するために、デトロイト・ピストンズと交渉を続けているという」 ただ、グラント以外の候補としてケリー・オリニクやサディック・ベイが含まれるとする噂、その2人は入らないとする声、はたまたシクサーズは最近ピストンズと交渉をしておらずグラントよりもハイレベルな選手を望んでいると話す関係者もおり、様々な噂が出回っている状況だ。 こうした移籍やトレードに関する噂は、信憑性が高いものから低いものまで跋扈するのが常だが、『The Athletic』はシクサーズがシモンズとのトレードで受け入れてもいいとする30人のリストがあると報じている。水面下では様々な動きがあるのだろうが、シクサーズは今季中にシモンズの処遇について何かしらの答えを見出せるか。