日本時間11月11日(現地10日)、トヨタ・センターでヒューストン・ロケッツ(1勝9敗)とデトロイト・ピストンズ(1勝8敗)が対戦する。再建期に突入している両チームによる一戦では、今年のドラフト全体1位で指名されたケイド・カニングハム(ピストンズ)と、全体2位指名だったジェイレン・グリーン(ロケッツ)の直接対決に注目だ。 タレント力は史上屈指とも称された今季のドラフトクラスにおいても、飛び抜けた存在だった両選手。ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)とも比較されるカニングハムは次代を担う大型司令塔として、重力を無視したような跳躍力を誇るグリーンは得点を荒稼ぎするスコアラーとして1年目から期待されてシーズン開幕を迎えた。 怪我で出遅れたカニングハムは、復帰後最初の2戦は平均4.0点、FG成功率13.6%(3/22)、3ポイントシュートは14本すべて失敗と苦戦。直近2戦もFG成功率29.4%(10/34)、3ポイント成功率28.6%(4/14)とシュート精度には依然苦しむも、平均17.5点と徐々に調子が上向いている。 試合を重ねるごとに、積極的にペイントへ仕掛け、自らオフェンスを展開する場面も増加。ドウェイン・ケイシーHC(ヘッドコーチ)は「まだ改善点は多いが、ボールハンドリングは素晴らしい。これから試合勘を取り戻せば楽しみな選手だ」と黄金ルーキーに大きな期待を寄せている。また、6日(現地5日)に対戦したブルックリン・ネッツのケビン・デュラントも、「今後長きにわたり活躍する選手」と太鼓判を押すなど、そのポテンシャルの高さは間違いなさそうだ。 対するグリーンは10月25日(同26日)のボストン・セルティックス戦で、球団新人記録となる8本の3ポイントシュートを沈め30点を叩き出すなど、随所で才能の片鱗を見せている。ジャンプシュートの成功率は28.6%(26/91)と波の激しさは課題が残るが、一度火がつけば止められない得点力を秘めており、将来の得点王候補と言っても過言ではない。約2週間ぶりのホームゲームでは、大暴れに期待したい。 高校時代からライバル関係を築き、切磋琢磨してきた両選手。プロの舞台での初対決を制すのはどちらか。 皆さんはカニングハムとグリーン、どちらの選手がこの試合でより多くの得点を記録すると思いますか? ぜひコメントにてご意見をお聞かせください!