ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズが、新型コロナウイルスのワクチンを接種したとスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が明かした。『AP通信』が報じている。 チームがプレシーズン初戦のためポートランドへ移動する前日の練習後、カーHCは「アンドリューはワクチンを接種した。彼は今日、私たちがそれを発表しても構わないと言ったんだ。そして、ウィギンズの件に関してはこれで終わり。今話した以上の質問には答えない」とコメントしている。 ウォリアーズのあるサンフランシスコではプロアスリートが屋内でプレイする際、ワクチン接種証明の提出を義務付けるとしていたが、これによってウィギンズはホームゲームやチームの練習などすべてのアクティビティに参加出来ることになる。 ウィギンズは過去に宗教的な理由で接種免除の申請をしていたものの、リーグから拒まれていた。その後メディアデーで、「自分の信念のために戦い続けるつもりだ。ある人にとっては正しいことでも他の人にとっては正しくないし、その逆もまた然りだ」と述べていたが、その信念が具体的にどのようなものなのかは説明を避けていた。 なお、NBAではワクチン未接種による欠場にはサラリーを支払わないとしており、ウィギンズが先述の理由で今季のホームゲームを欠場した場合、1試合につき約35万ドルを失うことになっていた。 26歳のウィギンスは、昨季は平均18.6点、4.9リバウンド、2.4アシスト、1.0ブロックを記録していた。なお、チームにとってレギュラーシーズンにおける今季初のホームゲームは、日本時間10月22日(現地21日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦となる。