今オフ、ロサンゼルス・クリッパーズからメンフィス・グリズリーズへトレードで移籍したラジョン・ロンドだが、来季開幕までに再び別のチームに移る可能性があるようだ。『Daily Memphian』が報じている。 エリック・ブレッドソーらが絡んだトレードでグリズリーズへやってきたロンドだが、チームにはジャ・モラント、タイアス・ジョーンズといった若い司令塔が在籍している。彼らに多くの出場時間が割かれると考えられる上、すでに19人もの選手をロスターに抱えているため、ロンド移籍の可能性はかなり高いというのだ。 実績十分のロンドだが、すでに移籍市場が落ち着いた今、35歳で来季の年俸が825万ドルというベテランのトレード相手を探すのは困難。グリズリーズはロンドをバイアウトして、FAにすると見られている。 もしロンドがベテランミニマム級の条件を受け入れるのであれば、多くのチームが興味を示すはずだ。ゴールデンステイト・ウォリアーズはステフィン・カリーの控えとしてパティ・ミルズとの契約に動いていたが、ブルックリン・ネッツに奪われてしまった。若いジョーダン・プールこそいるものの、バスケットボールIQの高いロンドを控えに置けるのはスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)にとっても心強いはずだ。また、今オフに大型補強を行なったロサンゼルス・レイカーズも、アイザイア・トーマスの獲得が噂されるなど多くのガードとワークアウトを行なっていると噂されている。ロンドとしても一昨季まで2シーズン在籍し優勝も経験しているだけに、古巣復帰となればスムーズにチームへ溶け込めるだろう。 2014-15シーズンに長らく在籍したボストン・セルティックスからダラス・マーベリックスに移籍して以降、ロンドは複数のチームを渡り歩いている。もしグリズリーズからバイアウトされた場合、来季の所属先にどのチームを選ぶのか注目だ。