7月15日、日本代表に選出されているワシントン・ウィザーズの八村塁が代表インタビューに答えた。直前に迫った東京オリンピック、故郷である富山について語っている。 ――ワールドカップから現在までで成長した部分は? 八村:2年前のあの時はまだドラフトされたばかりで、ほとんど大学生という状態で挑んだ代表戦でした。あれから2年経ち、NBAでプレイしたことでフィジカル面が強くなりました。シュート力も上がったなと思いますし、メンタル面も大きい舞台で戦えるよう準備もできています。オリンピックが間近に迫っているということで、すごく楽しみにしています。 ――オリンピックに向けての意気込みは? 八村:小さい頃からNBAに行くという夢があり、オリンピックも目指してやってきました。コロナ禍ということで1年遅れましたが、こうしてバスケができることにすごく感謝しているし、オリンピックという大きな舞台に出られることもすごく誇りに思っています。そのなかで自分のプレイをいかに出せるか。チームがまず1勝できるよう、そして1勝、1勝と積み重ねてメダルを目指せたらいいなと。 ――これまでアメリカではどのようにコンディションの調整をしてきましたか? 八村:シーズンが終わってから少し時間があったんですけど、身体を休めたあとにフィジカル面を中心にやってきました。身体の使い方とか、短い間でも成長できたと感じています。そういった部分を代表戦の練習試合でも、そしてオリンピックでも見せられるんじゃないかなと思っています。 ――ワールドカップ以来、2年ぶりに日本代表でプレイすることになります。 八村:すごく楽しみです。U16くらいから代表でプレイしてきましたが、オリンピックという誰もが立ちたい舞台で、代表としてやれるので。自分の持ち味を出しながら楽しみたいです。 ――地元・富山の方もたくさん応援してくれていると思います。富山に対する思いを教えてください。 八村:富山には2年くらい帰っていないんですけど、富山のことはいつも思ってますし、バスケもすごく盛んになっていると聞いていてすごく嬉しいです。僕や(馬場)雄大さんも影響を与えることができていると思うので。今後バスケだけでなく、他のスポーツでも盛り上がっていったらいいなと思います。 ――最後に日本中のファンの皆さんにメッセージをお願いします。 八村:コロナ禍でオリンピックが開催されることに複雑な気持ちもあるんですけど、バスケの代表として出られることを楽しみにしていますし、すごく誇りに思っています。無観客開催が決まってしまいましたが、日本全国で皆さんが見てくださっているので、僕たちも日本一丸となってまず1勝を目指して、日本の強さを世界に出し、メダルを獲れたらいいなと思います。