今季からゴールデンステイト・ウォリアーズに加わったケリー・ウーブレイJr.は、入団初年度ながら55試合に出場し、平均15.4点をマークしてみせた。2015年にワシントン・ウィザーズへ入団し、その後はフェニックス・サンズでもプレイ。昨季までにNBAで5シーズンを過ごしたウーブレイJr.だが、ウォリアーズで過ごした今季は特別なものだったようだ。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者とのインタビューでウーブレイJr.は、ステフィン・カリーやドレイモンド・グリーンから「プロフェッショナリズムについてとことん学んだ」と明かしている。 「彼らの経歴を見れば一目瞭然だけど、シーズンを通して彼らのそばにいて、彼らの動きやNBAのルール内での活動の仕方、そしてプロ意識の高さを見られたんだ。自分のノートに書き留めておきたいし、彼らを永遠に尊敬できるだろうね」 今季ウーブレイJr.はシーズン全休のクレイ・トンプソンに代わって、ウォリアーズの先発でプレイ。序盤こそ出遅れたが徐々にチームにフィットし、攻守両面で活躍した。終盤で手首を負傷し戦列を離れたものの、ウォリアーズにとって貴重な戦力となれることを証明した1年と言える。 そのトンプソンが復帰する来季、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はウーブレイJr.をシックスマンで起用する可能性を示唆したが、25歳と若い本人は先発でも活躍できると証明したいと考えているはず。今オフには無制限のフリーエージェントとなるウーブレイJr.だが、どのような判断を下すのか。