日本時間6月12日(現地11日)、アトランタ・ホークスとフィラデルフィア・76ersのカンファレンス準決勝第3戦が開催される。 シリーズ1勝1敗のイーブンで迎える第3戦は、ホークスの本拠地ステイトファーム・アリーナで行われる。レギュラーシーズンから13連勝とホームで絶好調のホークスだが、ネイト・マクミラン暫定HC(ヘッドコーチ)に油断はなく、ここまでの2試合で大暴れする76ersのジョエル・エンビードを警戒した。指揮官の声を、『AP通信』のチャールズ・オダム記者が伝えている。 「彼はポストで大きな問題となっている。いろいろな守備を試しているよ。ただ、深い位置を取られすぎたり、ダブルチームが遅かったりと、最初の2試合で彼をポストで止められていない」 右ひざに痛みを抱えながらプレイをするエンビードだが、シリーズ初戦で39得点、第2戦では40得点と爆発している。NBA屈指のビッグマンとマッチアップするクリント・カペラは「このポジションにおいて彼はリーグ最高峰だ」と対戦相手を称えると同時に、「可能な限りプレイを難しくできればと思う」と第3戦への意気込みを示した。 ホークスにとってエース兼司令塔であるトレイ・ヤングの活躍も鍵となる。プレイオフ初参戦ながら7試合で平均28.9得点、10.0アシストと勝負強さを発揮するヤングだが、敗れた第2戦では3ポイントを7本中6本外して21得点と不発。チームを勝利に導くために復調が期待されるなか、ヤングは「ファンには会場を盛り上げる準備をしてほしい」と地元ファンの協力を募った。 注目の第3戦でシリーズのリードを奪うのはどちらか。