MIP最右翼のジュリアス・ランドル、英雄コービー・ブライアントとの“絆”に言及「毎日、彼のことを考えている」

ロサンゼルス・レイカーズ、そしてNBA界のレジェンドであるコービー・ブライアントは、多くの選手に影響を与えた存在だった。ニューヨーク・ニックスでエースとして活躍するジュリアス・ランドルも、インスパイアを受けた1人だ。2020年1月、ヘリコプター墜落事故で41歳にして命を落としたスーパースターを、片時も忘れることはないという。 ランドルはカレッジの名門ケンタッキー大から、2014年ドラフト全体7位指名でレイカーズに加入。当時チームは再建期で成績は振るわなかったが、ランドルにとってコービーがプロで生き抜くための心構えを学ぶ“教科書”のような存在となった。 コービーの現役ラストイヤーとなった2015-16シーズンに主力として平均11.3得点、10.2リバウンドと飛躍を遂げると、レギュラーに定着。2018年夏に移籍したニューオーリンズ・ペリカンズ時代には自身初の平均20得点以上(21.4得点)を挙げ、翌19年からはバスケットボールの“メッカ”と言われるニューヨークでプレイしている。 今季は平均23.9得点、10.5リバウンド、6.1アシスト、3ポイント成功率41.0%とオールラウンダーに進化を遂げ、MIP(最も成長した選手)の最有力候補と目されているランドル。コービーがヘリコプター墜落事故で亡くなってから1年3カ月が経過したが、今なおコービーの存在が心の支えだと、ポッドキャスト『The Woj Pod』で胸中を明かした。 「正直、毎日彼のことを考えている。チームメートの1人が昨日、『コービーはたぶんこの会場に来ているよ』と言うから、僕も『ああ、おそらくそうだね』と答えた。僕のキャリアを通しての歩みは、コービーとの関係そのもの。誇りに思ってもらえたら嬉しい」 「できることなら、シーズンを通して彼にメッセージを送り、電話をして、アドバイスをもらったり、話がしたい。四六時中、そんなことを考えている。文字通り、毎日彼のことを考えているんだ」 コービーとの“心のつながり”が、ランドルの成長の原動力となっているようだ。

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