日本時間4月21日(現地20日)、スムージー・キング・センターでブルックリン・ネッツ(38勝19敗)と、ニューオーリンズ・ペリカンズ(25勝32敗)が対戦する。両軍が激突するのは今季2度目で、前回対戦ではネッツが139-111で圧勝している。 リベンジを図るペリカンズだが、3連敗中と調子は良くない。現在プレイイン・トーナメント出場ラインであるウェスト10位のサンアントニオ・スパーズとは3.5ゲーム差。プレイオフ進出の望みを繋ぐためにも、一刻も早くこの悪い流れを断ち切りたいところだ。その上でも、エースのザイオン・ウィリアムソンの奮起には期待が懸かる。 チームが下降気味になる一方で、ウィリアムソン個人は抜群の安定感を誇っている。特にオールスター以降の18試合は、平均29.2得点とそのポテンシャルをいかんなく発揮中だ。司令塔のロンゾ・ボールが怪我で11試合を欠場したことも相まって、個人の選手がチーム全体の攻撃回数にどれほど関わっているかを示USG%(27.5%→31.1%)と、1試合におけるドライブ数(11.2→15.3)が増加。ポイントフォワードとしてより積極的に仕掛けるシーンが散見され、選手としての総合レベルをさらに上げている。4月8日(同7日)の前回対戦では今季自己ワースト3位の16得点と不発だったが、今度こそレベルアップした姿を見せつけて勝利を掴みたい。 対するネッツは、ケビン・デュラント(太もも)とジェームズ・ハーデン(ハムストリング)を含め計7人が欠場予定。ビッグ3のうち2枚が不在となるため、勝利にはカイリー・アービングの活躍は必要不可欠だ。直近2試合では平均16.0得点と大人しいが、リーグ7位(平均27.3得点)にランクする持ち前のスコアリング能力でチームを牽引することが求められる。敗れはしたが、デュラントとハーデン欠場時に37得点と躍動した4月15日(同14日)のフィラデルフィア・76ers戦のパフォーマンスを再現できるか。 アービング以外では、ランドリー・シャメットのプレイにも注目だ。3年目の24歳は直近4戦で平均21.5得点と好調で、4月19日(同18日)のマイアミ・ヒート戦では3ポイントを7本沈めてキャリアハイの30得点と躍動した。この調子を維持し、アービングをサポートしたい。