「リーグ最高のディフェンダーになりたい」76ersのベン・シモンズが最優秀守備選手賞獲得に意欲

フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズは、身長約211cmというサイズ、類稀なアスレティック能力、高いボールハンドリング力を兼備し、大型司令塔としてイースト首位に立つチームを牽引している。リーグ屈指のオールラウンダーとして知られているシモンズだが、とりわけ高く評価されているのが守備力だ。ポイントガードからセンターまで守れるユーティリティー性を誇り、今季は最優秀守備選手賞の候補としてその名前が挙がっている。 本人も守備にはプライドを持っているようで、113-95で勝利した日本時間4月13日(現地12日)のダラス・マーベリックス戦後には「他の選手とは一線を画したい」と語り、同賞獲得に意欲を示した。シモンズのコメントを『Sports Illustrated』のケビン・マコーミック記者が報じている。 「リーグ最高のディフェンダーになりたいんだ。それだけだよ。まだ努力しなければいけないし、多くの試合が残っているけど、No.1になりたい。2番目でも、3番目でもなくね」 毎試合のように相手チームのベストプレイヤーをマークするシモンズだが、「僕は毎回ベストプレイヤーを守ることが好きなんだ。そこにはプライドを持っているし、チームに求められたことをやるだけだ」と守備での意識の高さを語っている。 また、シモンズは『ESPN』とのインタビューの中で、最優秀守備選手賞の対抗馬として見られているユタ・ジャズのルディ・ゴベアについてもコメント。「ペイントでは素晴らしい」と過去2度(2018年、2019年)にわたり同賞に輝いているゴベアのゴール下での支配力を認めつつ、「だけど、色んな選手守れるわけではない。ユタで対戦した時(日本時間2月16日)は僕のマークについた。僕はスコアラーではないけど、42得点を記録している。彼のことはリスペクトしているけど、今季の賞は僕のものだ」と豪語した。 シモンズは今季46試合で平均14.8得点、7.7リバウンド、7.1アシストを記録。万能なシモンズとインサイドで存在感を示すジョエル・エンビード擁する76ersは、リーグで2位のディフェンシブ・レイティング(106.4)を誇っている。 チームは15日(同14日)にイースト2位のブルックリン・ネッツと対戦する。イースト首位攻防戦となる一戦では、シモンズとリーグ屈指のスコアラーであるケビン・デュラントのマッチアップが期待される。

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