日本時間2月24日(現地23日)、昨季ポートランド・トレイルブレイザーズに所属していたパウ・ガソルが、スペインのFCバルセロナと契約したことを発表した。 スペイン出身のガソルは2001年のドラフトでNBAする以前、1998年から2001年まで同チームに在籍しており、「故郷に戻ってバルサのバスケットボールチームに加わることを発表できて、とても幸せだ。キャリアをスタートさせたこのクラブに戻ってこられて嬉しいし、今回新しい機会を得られたことに興奮している。早くチームに貢献したい」とツイートしている。 NBAキャリアは18年に及び、通算1226試合出場して平均17.0点、9.2リバウンド、3.2アシストを記録。ブレイザーズに所属していた昨季は手術した左足のリハビリがうまくいかず、1試合も出場していなかった。しかし、今夏開催される予定の東京オリンピックにスペイン代表の一員として出場する意思を示しており、その機会を得るためにも今季プレイする必要があると判断したという。 ガソルは2001年のドラフト1巡目全体3位でメンフィス・グリズリーズの指名を受けて、NBA入りを果たした。以降、ロサンゼルス・レイカーズ、シカゴ・ブルズ、サンアントニオ・スパーズ、ミルウォーキー・バックスでプレイ(ブレイザーズでは怪我のため出場せず)。レイカーズに在籍していた2009、2010年にNBAチャンピオンに輝いている。 国際舞台の経験も豊富で、オリンピックでは2008年北京と2012年ロンドンで銀メダル、2016年リオデジャネイロで銅メダルを獲得。2006年には日本で開催された世界選手権(現FIBAワールドカップ)で金メダルを獲得している。