フェニックス・サンズが好調だ。昨季はプレイオフ出場こそ叶わなかったが、シーディングゲームで無傷の8連勝を達成。勢いそのままに新シーズンでもここまで5勝1敗(現地1月2日時点)の好成績で、ウェスタン・カンファレンスの首位に立っている。 スタートダッシュの要因には、ミケル・ブリッジズやキャメロン・ジョンソンといった若手の成長や、レーティングがリーグ2位の守備などが挙げられるが、なかでも今季よりチームに加入したクリス・ポールの存在は大きい。 特に試合終盤での働きが際立っており、1月1日(日本時間3日)のデンバー・ナゲッツ戦では最終クォーターだけで8得点(合計21得点)を記録し、チームを106-103で勝利に導いた。 試合後にチームを指揮するモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)は、「彼は多くの点においてチームの財産となっている」と35歳の司令塔に賛辞を送っている。 「我々はともに経験を築いていると思う。彼とデビン(ブッカー)は、これからシーズンが進むつれてシナジーを高めていくだろう。これまでのキャリアでもクリスはやってきたが、彼は試合終盤でプレイを決めること、シュートを打つことを恐れていないんだ」 サンズに加入してまだ日は浅いポールだが、成果が出ているチームに「日々の結果に関係なく、僕はこのチームがどのようなチームで、選手たちが出来ることを理解している」と自信を示した。 昨季は若手中心のオクラホマシティ・サンダーを望外のプレイオフ進出に導いたポール。今季はサンズを11年ぶりのポストシーズンに牽引することができるか注目となる。