先週、ニューオリンズ・ペリカンズのアンソニー・デイビスがチームにトレード要求をしたというニュースが流れると、ロサンゼルス・レイカーズが真っ先にペリカンズとのトレードに興味を示したようだ。しかし、彼らのトレードが成立するには、かなりの時間を要しそうだ。 ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とザック・ロウ記者によると、当初ペリカンズのデル・デンプスGM(ゼネラルマネージャー)は、レイカーズのロブ・ペリンカGMからの電話に応答しなかったそうだ。しかし、しばらくして状況は一変した。ウォジナロウスキー記者によると、現地1月30日に両チームの重役は電話で会談し、トレードデッドライン(シーズン中にトレードできる最終期日)を目前に控えた同2月3日に再び会談することを約束したそうだ。 今のところ、レイカーズがデイビスの移籍先の最有力と見られているが、ペリカンズは他のチームからのオファーにも耳を傾ける意向のようだ。 ちなみに、レイカーズのスーパースターのレブロン・ジェームズとデイビスのエージェントは、リッチ・ポール氏だ。 Los Angeles Timesのブラッド・ターナー記者によると、電話会談の際にレイカーズのマジック・ジョンソン球団社長はペリカンズのデンプスGMに5通りのトレード・シナリオを提示したそうだ。ターナー記者によると、ジョンソン球団社長は「この中から興味のあるシナリオを選んでくれ」とデンプスGMに伝えたという。 ジョンソン球団社長が提示したシナリオの1つには、『ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ブランドン・イングラム、イビツァ・ズーバッツ、ドラフト1巡目指名権』という条件も含まれていたそうだ。 レイカーズは、来年の夏にボストン・セルティックスとデイビスの争奪戦を繰り広げるつもりはないようだ。彼らは、来夏に別の大物フリーエージェントを狙う予定があるからだ。 今のところ、レイカーズ以外の全てのチームにデイビス獲得のチャンスはある。しかし、ポール氏とデイビス陣営は、各チームに「例え今デイビスを獲得できても、それは一時的なレンタルになる」と伝えているそうだ。 デイビスは2020年にフリーエージェントになることができるため、今どのチームがデイビスを獲得しても、彼との契約は1年しか保証されないのだ。それは、レイカーズも例外ではない。