ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが、約9か月ぶりの実戦復帰を果たした。 12月12日(日本時間13日)、ウォリアーズはデンバー・ナゲッツとプレシーズン初戦を戦い、107-105で勝利した。先発したカリーは、出場22分で10得点、4リバウンド、1アシストを記録している。 代名詞の3ポイントは6本中1本しか決められず、まだ本調子とは言えない出来だったが、左手首の骨折により昨季5試合の出場にとどまったエースの復帰をスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「彼の姿をコートで見られて嬉しい」と喜んだ。指揮官が語った内容を『ESPN』のニック・フリーデル記者が伝えている。 「フィジカルの調子はとてもいいように見えたね。それが最も大事なことだ。オフシーズンに彼はハードにトレーニングしていたから、コンディションはいいのだろう。あとはタイミングやリズムを取り戻すだけ。なんにせよ彼のプレイが見られて嬉しいよ」 今オフに加入したケリー・ウーブレイJr.や、昨季途中にトレードで獲得したアンドリュー・ウィギンズなどはカリーと初めてプレイ。カーHCは、カリーが“ユニーク”な存在であるがゆえに、チームとして機能するには「まだ時間がかかる」とした。 「彼のような選手はNBAにいない。オンボール、オフボールの両方をあれほど高いレベルでプレイでき、相手を混乱させるような選手はね。ステフがボールを手放した瞬間から、我々のアクションは始まる。それは多くの新しい選手にとって、理解するのが難しいところなんだ」 アキレス腱を断裂したクレイ・トンプソンは全休となるウォリアーズだが、大黒柱であるカリーの復活により新シーズンではウェスト上位に返り咲くことが期待される。 ウォリアーズは12月15日(同16日)に、サクラメント・キングスとのプレシーズン第2戦を行う。