昨年末にポートランド・トレイルブレイザーズを解雇されていたパウ・ガソルが、古巣であり弟マルクが加入したロサンゼルス・レイカーズへの入団を目論んでいるという。『ESPN』のザック・ロウ記者がレポートした。 現在40歳のパウは、2019年オフにブレイザーズと1年契約を結んだものの、手術していた左足の回復が芳しくなく、11月に双方合意のもと契約を解除していた。しかし、先月に弟が自分の古巣と契約したことで、再びレイカーズでプレイすることに興味を示しているのだ。 「嘘は付けないね。レイカーズは特別なチームだし、弟もいるからね。ただ、自分は強く主張できる立場ではない。今は10個もオファーが来ていないんだから」 とはいえ、契約できればどこでもいいという妥協はしないようだ。パウは自身の出場期間がありそうなチームに狙いを定めているという。「必要とされていると感じるために、自分がチームに貢献する機会を求めている。ただ所属しているだけじゃダメなんだ。そんなのは自分じゃない。貢献することを楽しみたいし、選手はプレイすることを楽しむものだからね」と語った。 なお、レイカーズが現時点でパウに興味を示しているかは不明だが、今オフはマルク、モントレズ・ハレルと補強しており、アンソニー・デイビスとも再契約を交わしている。それだけに、2019年3月を最後にNBAのコートに立っておらず、手術後にまだ5対5を一度もできていないと語るパウが契約を手にするのは難しいかもしれない。しかし、豊富な経験と高いバスケットボールIQが大きな助けとなるチームはあるはず。「いつかNBAチームのロスターに入りたい」と語るベテランの目標が叶う日は、そう遠くないかもしれない。