11月29日(日本時間30日)、シャーロット・ホーネッツはベテランフォワードのニコラ・バトゥームと、今年1月に2WAY契約を結んだレイ・スポルディングをウェイブ(契約解除)したことを発表した。同日にゴードン・ヘイワードをボストン・セルティックスから獲得したホーネッツは、そのサイン&トレードを成立させるために必要だったサラリーキャップの空きを作るべく、バトゥームらをウェイブしたと『NBA.com』は伝えている。 また、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、ウェイバーがクリアされ次第、バトゥームはロサンゼルス・クリッパーズと契約する見込みだという。 近年のバトゥームは、相次ぐ怪我の影響もあって存在感が低下。控えに降格した昨季も22試合しか出場できず、平均得点(3.6得点)、シュート成功率(34.6%)、3ポイント成功率(28.6%)でキャリア最低の成績に終わっていた。 2008年のNBAドラフト1巡目全体25位指名でポートランド・トレイルブレイザーズに入団し、NBAキャリアをスタートさせたバトゥームは、2020-21シーズンの開幕時点で32歳となる。今後どれほどのプレイができるかは未知数だが、平均11.6得点、5.2リバウンド、3.8アシスト、3ポイント成功率35.7%というキャリアアベレージに近い活躍を見せることができれば、クリッパーズにとって大きな戦力アップとなるだろう。 ちなみに『The Charlotte Observer』のリック・ボンネル記者によれば、バトゥームの2700万ドル(約28億円)という年俸は今後3シーズンでホーネッツが分割払いし、その支払額はホーネッツのサラリーキャップに計上される。