現在、ヒューストン・ロケッツはジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックの2大エースに関するトレードの噂が加熱している。ハーデンがブルックリン・ネッツへの移籍を希望していると報じられるなか、ウェストブルックにはワシントン・ウィザーズ行きの可能性が出てきた。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、ロケッツがウェストブルックとジョン・ウォールのトレードについてウィザーズと交渉していると以下のように伝えている。 「ロケッツとウィザーズは、ラッセル・ウェストブルックとジョン・ウォールを中心とするトレードについて交渉している。ただ、話はまだ本格化しておらず、ロケッツはさらなるアセットを要求している」 ウェストブルックとウォールの2020-21シーズンにおける年棒は、ともに約4100万ドル(約42億円)とほぼ同額。さらに、2022-23シーズンが契約最終年(プレイヤーオプション)と条件も類似している。金銭面では1対1で釣り合っているが、ウォールは左アキレス腱断裂によって2019-20シーズンを全休するなど、約2年実戦から離れており、復帰する新シーズンで完全復活できるかは不透明。それだけに、ロケッツがウォールとは別に、若手選手やドラフト指名権の追加を求めるのは、当然の要求と言えるだろう。 身体能力を武器にするウェストブルックとウォールのトレード話は今後進展するのか。現時点では憶測の域を超えないが、ウィザーズには八村塁が所属しているだけに、両チームの動向から目が離せない。