クリーブランド・キャバリアーズのアンドレ・ドラモンドは、2020-21シーズンのプレイヤーオプションを行使する決断を下したようだ。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者が報じている。 2012年のNBA入りからデトロイト・ピストンズ一筋で過ごし、リバウンド王を4回獲得するなどフランチャイズプレイヤーとして君臨してきたドラモンドは、今年2月にトレードでキャバリアーズへ。出場した8試合で平均17.5得点、11.1リバウンド、1.8アシスト、1.5スティール、1.4ブロックを記録した。 新型コロナウイルスによるシーズン中断中の今年6月、ドラモンドは『ESPN』のポッドキャスト番組『Le Batard & Friends Network』のインタビューで、「来シーズンは間違いなくクリーブランドにいる」と明言。ただ、経済的な打撃もあり、キャバリアーズとの契約延長の交渉は進まず、トレードの噂も浮上していた。 そのなかで、スタイン記者によれば、ドラモンドは2870万ドル(約30億円)のプレイヤーオプションを行使して、2020-21シーズンをキャバリアーズでプレイすることを決めたという。 これにより、ケビン・ラブとのビッグマンコンビはひとまず継続となるが、契約延長に折り合いがつかない限りは、シーズン終了後に完全FA(フリーエージェント)となる。見返りなくチームを去られることは避けたいキャバリアーズは、トレードを模索することが有力で、来年のトレードデッドラインは去就問題を抱えながらの戦いとなりそうだ。