マイアミ・ヒートとロサンゼルス・レイカーズによるNBAファイナルは、10月6日(日本時間7日)に第4戦が行われる。第3戦でシリーズ初勝利を挙げたヒートだが、2試合連続で欠場しているゴラン・ゴラギッチとバム・アデバヨの出場は依然として不透明なようだ。 『NBA.com』のマイケル・C・ライト記者は、第4戦の出場に関して「アデバヨはQuestionable(不確か)にアップグレード、ドラギッチはDoubtful(疑わしい)のまま」とレポート。「Out(欠場)」「Doubtful(疑わしい)」「Questionable(不確か)」「Probable(出場の可能性あり)」「Available(出場)」と5段階あるステータスの中で、アデバヨを出場率50%程度とされる「Questionable(不確か)」、ドラギッチを出場率25%程度とされる「Doubtful(疑わしい)」とした。
アデバヨは10月5日(同6日)のオンライン会見で、首の痛みは「良くなっている」と語るも、第4戦の復帰は「医療スタッフの判断次第」と語った。 「彼らがプレイする準備できていると判断したら、僕はコートにいる。できるだけ早く戻りたい。僕はルーキーイヤーの次のシーズン(2018-19シーズン)から(レギュラーシーズン)1試合しか欠場していない。夢だったファイナルの舞台で、チームを助けられないのはメンタル的にもタフだ」 一方のドラギッチは、「僕はできる限りのことはしている。怪我した時よりも状態はいいけど、(復帰の)タイムテーブルは設けていない。僕が唯一できるのは治療を続けること。24時間休まずやっている」とコメント。最善を尽くしているとしつつ、回復を最優先する意向を示している。 ヒートはファイナル第1戦で、司令塔のドラギッチが第2Q(クォーター)途中に左足裏を負傷。その後しばらくプレイを続けたが後半はコートに戻らず、左足の足底筋膜断裂(足底筋膜炎)と診断された。さらに、インサイドの要であるアデバヨも、第3Q途中にオフェンシブ・リバウンドに飛んだ際に左頚部(けいぶ)を痛めて負傷交代となった。 両者は10月2日(同3日)の第2戦、10月4日(同5日)の第3戦を欠場したが、2連敗で迎えた第3戦でエースのジミー・バトラーが40得点、11リバウンド、13アシストの大活躍を見せ、チームは待望のシリーズ初勝利を手にしている。 第4戦では再びバトラーや、ケリー・オリニクらサポートメンバーの活躍が不可欠になりそうだ。