ロサンゼルス・レイカーズは、9月22日(日本時間23日)に行われたデンバー・ナゲッツとのウェスタン・カンファレンス決勝第3戦を106-114で落とした。試合の敗因についてアンソニー・デイビスが言及した。 デイビスは20日(同21日)に行われた第2戦で決勝ブザービーターを決めたが、ナゲッツがこの敗戦をバネにしてアグレッシブなプレイをしてきたと言う。デイビスが試合後に語った内容を、『yahoo! sports』のクリス・ヘインズ記者が伝えている。 「最初の3クォーターで彼ら(ナゲッツ)は僕らよりフィジカルだったし、危機感を持ってプレイしていた。彼らの方がハードにプレイし、五分のボールをすべて取っていた。第4Q(クォーター)に入って、ようやく僕たちも自分たちのバスケットボールができるようになり、3点差に詰め寄って逆転のチャンスもあった。だが、20点差から逆転するのは容易ではない。1つもミスが許されないからね。チャンスはあったが、最後は彼らがプレイを決めた。とにかく、僕たちはアグレッシブさとフィジカル面で劣っていたんだ」
結果的に敗れるも、最大20点あった点差を試合残り5分26秒の時点で4点にまで詰めたレイカーズ。そのきっかけは第4Qに採用したゾーンディフェンスだった。しかし、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は、普段あまり使わないゾーンディフェンスを“ジャンク(くだらない)”と称し、そこに頼るべきではないとしないとしている。その内容を『CBS Sports』のコリン・ワード・ヘニンガー記者が伝えている。 「我々はジャンクなディフェンス(ゾーンディフェンス)を試みた。それは長い時間通用する方法ではないが、大きくリードされた時にやると、一時的に大きな成果が出て追い上げに繋がることがある。第3戦でも、それは短い間に効果を発揮した。だが、我々は自分たちの基本となるディフェンスを良くしなければいけないし、オフェンスも正確に遂行しないといけない」 「NBAのゾーンディフェンスのほとんどは、あまり良くない。沢山の穴があり、簡単に崩すことができるからだ。必ず崩されるわけではないが、ほとんどのチームが短時間しかゾーンディフェンスを敷かない理由はそこにある」 精神面とディフェンス面で修正点が出てきたレイカーズは、次戦までに立て直すことができるのか。ナゲッツとの第4戦は24日(同25日)に行われる。