NBAは9月15日(日本時間16日)、2019-20シーズンのオールルーキーチームに選出された計10人を発表した。 新型コロナウイルスの影響でリーグ中断を余儀なくされた影響を踏まえ、シーディングゲームを対象外とし、3月11日(同12日)までのパフォーマンスを基に進められた選考では、平均17.6得点、6.9アシストで新人王に輝いたジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)が全100名のスポーツ記者や放送関係者から1位票を受け、満場一致でオールルーキー1stチームに選出された。
1stチームはほかに、ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート)、ブランドン・クラーク(グリズリーズ)、2019年のドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)が名を連ねた。グリズリーズからは2001-02シーズン(パウ・ガソルとシェーン・バティエ)以来となる複数選手が1stチーム選出、ヒートのナンは2008-09シーズンのマイケル・ビーズリー以来となる1stチーム選出となった。 また、2ndチームにはタイラー・ヒーロー(ヒート)、テレンス・デイビス(トロント・ラプターズ)、コービー・ホワイト(シカゴ・ブルズ)、PJ・ワシントン(シャーロット・ホーネッツ)、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)の5人が選出された。 2019年のドラフトで日本人選手史上初となる1巡目指名を受けてNBA入りした八村は、今季通算でルーキー5位の平均13.5得点、同1位の6.1リバウンドをマーク。10得点、7リバウンド以上を挙げた試合数「18」はルーキートップだった。兄貴分であるウィザーズのブラッドリー・ビールは「Rui!!」と祝福ツイートを投稿し、『NBC Sports Washington』のクイントン・メイヨ記者も「ウィザーズの歴史を作った」と伝えている。 ■NBAオールルーキー1stチーム ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ/200ポイント) ケンドリック・ナン(マイアミ・ヒート/197ポイント) ブランドン・クラーク(メンフィス・グリズリーズ/189ポイント) ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ/176ポイント) エリック・パスカル(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/116ポイント) ■NBAオールルーキー2ndチーム タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート/115ポイント) テレンス・デイビス(トロント・ラプターズ/96ポイント) コービー・ホワイト(シカゴ・ブルズ/90ポイント) PJ・ワシントン(シャーロット・ホーネッツ/88ポイント) 八村塁(ワシントン・ウィザーズ/74ポイント)