オールディフェンシブチームの選出結果に現役選手やOBから異論が噴出

9月8日(日本時間9日)に、2019-20シーズンにおけるNBAオールディフェンシブチームの1stチームと2ndチームが発表された。 同チームには、今季の最優秀守備選手賞に輝いたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)を筆頭に、過去2年連続で同賞を受賞しているルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)、アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)など、1stチームと2ndチーム合わせて10人の選手がNBAのメディア関係者による投票で選出されている。 いずれも今シーズンのNBAを代表するディフェンダーばかりだが、実際にコート上でプレイしている選手や、現役を引退した選手は、この選出結果に不満を感じたようだ。

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ニューオーリンズ・ペリカンズのJJ・レディックは、同僚ドリュー・ホリデーが選考から漏れたことについて自身のツイッターで「共にプレイしてきた仲間として言わせてもらう。君(ホリデー)はリーグで最も優れたディフェンシブ・ガードだ。君がオールディフェンシブチームに選ばれなかったのはSnub(冷遇によって選考外になること)だ」とコメント。ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードもツイッターで「Snubの域を越えている」と、レディックの意見に呼応した。 サイズと運動能力を兼ね備えたホリデーはリーグ内でも評価の高いディフェンダーで、今シーズンの平均スティール数でリーグ11位にランクインしたが、ガード部門の投票で18票しか得られなかった。 ほかにも、今プレイオフでも素晴らしいディフェンスを披露しているヒューストン・ロケッツのPJ・タッカーが選ばれなかったことについても疑問の声が上がっている。 元NBA選手で現在はコメンテーターとして活躍するケンドリック・パーキンスは、タッカーが選考から漏れたことについて「PJ・タッカーがオールディフェンシブチームに選ばれなかったのは、本当に馬鹿げたことだ!」とツイート。また、チームメイトのタイソン・チャンドラーも自身のツイッターで「タック(タッカー)は、誰かしらのオールディフェンシブチームに入っているべきだ」と同調した。 しかし、当のタッカーはこの選考結果を気にしていないようだ。『The Athletic』のケリー・アイコ記者によると、タッカーは会見で「そういうものだ。俺のプレイが全てを物語っている。メディアの人間に『良いディフェンダーだね』と言ってもらう必要はない。俺はこの結果を気にしていない。ロケッツのティルマン・ファーティッタ・オーナーと、ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が俺のプレイを見てくれていれば、それで十分だ」とコメントしている。

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