長い中断期間を経て、ついにはじまったプレイオフ! ここからがNBAの真の戦いかのごとく、毎日熱い戦いが繰り広げられています。なにが起こるかわからないのがプレイオフの醍醐味で、今シーズンもどのチームが勝ち進んでもおかしくない状況。NBAファンとしては、ホント観ているだけで熱くなりますよね。今回より本連載もプレイオフバージョンにシフトし、激アツなファッションバトルをお届けします。 まずはウェスタン・カンファレンス2位、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージ(PG)と、同カンファレンス7位、ダラス・マーベリックスの顔ともいえるルカ・ドンチッチの私服対決! プレイもファッションでも悪目立ちすることなく実に優秀◎で、オフェンス、ディフェンスともにこなせる抜群のバランスが魅力のPG。プレイオフでは正直パッとしない感が否めない(失礼!)ですが、ここからが“Playoff P”の本領発揮といったところでしょう。個人的にカワイ・レナードとのコンビネーションも大いに期待していて、今シーズンはクリッパーズの優勝を予想しているだけに、PGにはこんなもんで終わってもらっては困るんです! と、まだまだ極私的プレイオフ実況を続けたいところですが、本題へ。 過去にLAでインタビューした際の印象は、控えめなナイスガイ。その長いウィングスパンとスタイルの良さに軽く衝撃でした。私服は意外? にも『ケンゾー』、『ディオール』、『ジバンシィ』などのハイブランドが一貫してお好みのPG。この日はシンプルな白Tに『グッチ』のタイガーモチーフのジョガーパンツ、足元は「オフホワイト」×「ナイキ」エアフォース1 ロー ボルトをチョイス。さらに長年愛用しているブリンブリンネックレスをレイヤードし、“頂点を目指す男はこれくらい主張しないと”と、言わんばかりのド派手なスタイルで登場です。
一方、NBA2シーズン目、プレイオフ初出場のドンチッチ。ユーロリーグで鍛えた高いバスケットIQが武器のドンチッチは、初戦で42得点を挙げ、プレイオフデビュー戦における歴代最多得点記録を樹立し、早くもレジェンド超えを達成。PGもインタビューで「リーグの未来を担う男だ」と言っており、その実力は折り紙付き。NBA屈指の新生天才プレイヤーはファッションもかなりイケている!? と、期待を膨らませてはいたのですが……。こちらがユニフォームを脱いだドンチッチのオフショットです。
60、70年代チックなプリントTシャツにブリーチデニム、『ナイキ』エアジョーダン4と、とことんカジュアルにフィニッシュ。満面のスマイルとスニーカーは間違いないとしても、ファッション的にこれといって褒めポイントもなく全体的に地味にまとまり過ぎた印象。プレイがイケてるだけに私服とのギャップがありますが、まだまだ2年目なので今後に期待! というわけで、プレイオフバージョンファッションバトルはPGがWIN! みなさんはどちらのスタイルがお好みでしたか? NBAの豪快で華麗なプレイもさることながら、選手のイケてるファッションやライフスタイルをお届けするこちらのコーナー。次回のファッションバトル、選手リクエストも受け付けています。気になる選手がいる方はぜひコメントへ! 引き続き、NBAの頂点を目指す、プレイオフの熱き戦いに注目しましょう! 次回、クリッパーズ vs マーベリックスは、日本時間26日(水)10時から「NBA Rakuten」で配信予定。
KATE T. OHIRA NBA/元 VOGUE GIRL エディター/ライター/PT/アスレティックトレーナー KIDS の頃にサクラメント・キングスの J-WILL に衝撃を受けて以来、NBA の虜になり 20 歳までバスケットボール選手として過ごす。その後、PT やトレーナーとして活動する傍ら、 出版社にてファッションやウェルネスコンテンツの制作、監修を行う。現在はフリーランスの編集者として NBA の取材に携わり、スポーツを通してポジティブに生きることの素晴らしさを伝える。