『NBC Sports Washington』のチェイス・ヒューズ記者が、8月18日の記事でワシントン・ウィザーズの八村塁のNBA1年目の成績を「ジョン・ウォールに次ぐ活躍だった」と称賛した。 今シーズン、八村は1試合平均13.5得点、6.1リバウンド、フィールドゴール成功率46.6%を記録。平均得点は、ブラッドリー・ビール、ダービス・ベルターンスに次ぐチームで3番目の数字だった。
一方、2010年のNBAドラフト1巡目全体1位指名でウィザーズに入団したウォールのルーキーイヤーの成績は、1試合平均16.4得点、8.3アシスト、4.6リバウンド、1.8スティール。新人王レースでもブレイク・グリフィン(当時ロサンゼルス・クリッパーズ)に次ぐ2位と大活躍を披露した。また、2012年ドラフト1巡目全体3位指名でウィザーズに入団したビールの1年目の成績は、1試合平均13.9得点、3.8リバウンド、フィールドゴール成功率41%だった。 ウォールとビールを除く、近年のウィザーズの1巡目指名ルーキーの成績と比べると、今シーズンの八村の成績が際立っていることは明らか。ちなみに、ウィザーズが近年指名した1巡目ルーキーでは、オットー・ポーターJr.(2013-14シーズン)が1試合平均2.1得点、1.5リバウンド、0.3アシスト、ケリー・ウーブレイJr.(2015-16シーズン)が1試合平均3.7得点、2.1リバウンド、0.2アシスト、トロイ・ブラウンJr.(2018-19シーズン)が1試合平均4.8得点、6.1リバウンド、1.8アシストを記録している。 ヒューズ記者は「八村は、ウィザーズの直近20年のドラフト1巡目選手の中でも、かなり良い成績を残した。まだ1年目の数字に過ぎないが、ウィザーズが新たな中心選手を見つけたことは明白だ」と、まとめている。