ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、ここ数年で最高のディフェンスを披露している。 『silver screen & roll』のクリスチャン・リーバス記者によると、今シーズンのジェームズのディフェンシブ・レーティングは102.8ポイントで、これは昨シーズンに比べて4.8ポイントも優れており、クリーブランド・キャバリアーズを優勝に導いた2015-16シーズン以降で最良の数値とのことだ。
しかも、ジェームズのディフェンスに向かう姿勢は、チーム全体の士気も高めているようだ。 若手フォワードのカイル・クーズマがジェームズのディフェンスについて語った内容を、リーバス記者が以下のように伝えている。 「彼のディフェンスを見ると、チーム全員の尻に火がつくんだ。まさにチャンピオンシップ・タイム(勝者の時間)だ。彼は、自らのプレイによってチームメイトに道を示す素晴らしいリーダーなんだ。特にディフェンスでは、キャリア17年目のジェームズがチームを引っ張る役割をしている。彼は自粛期間中も、トレーニングキャンプの間も、ずっと素晴らしいリーダーシップを発揮していた」 35歳のジェームズは、今シーズンも1試合平均25.5得点、8.0リバウンド、10.5アシストというMVP級の活躍をしているが、オフェンスの数字以上に献身的なディフェンスの姿勢が際立っている。 シーズン再開初戦のロサンゼルス・クリッパーズ戦では、相手エースのカワイ・レナードとポール・ジョージのラストショットを阻止する完璧なディフェンスを見せたことでも話題となった。