サンアントニオ・スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)は、7月28日(日本時間29日)に行われたスクリメージ(練習試合)最終戦の前にメディア取材に応じ、デリック・ホワイト、デジャンテ・マレーについて言及した。ポポビッチはこの若手ガードコンビに、より積極的なプレイを求める発言をしている。 「本番がスタートした時、何が起こるのか予想することはできない。ただ、デリックとデジャンテが一緒にプレイするところを見なければいけない。私たちは彼らによりアグレッシブにプレイしてほしいと思っている。シュートも早いタイミングで打ってほしいし、より多くの3ポイントも打ってもらいたい。より積極的に攻めて、オフェンスの幅を広げてほしいんだ」
ホワイトは今季61試合の出場(先発13試合)で、平均10.4得点、3.4アシスト、3.2リバウンドを記録。マレーは58試合(先発50試合)で、平均10.7得点、5.8リバウンド、4.1アシストをマークしている。スパーズはチーム2位の平均18.9得点を挙げていたラマーカス・オルドリッジが、肩の手術でシーズン再開後の欠場が確定しており、ホワイト、マレーの2人が今まで以上に得点に絡んでいくことが期待される。 またポポビッチは、最初の練習試合2戦で印象的なプレイを披露していた新人のケルドン・ジョンソンについて「彼はとても野性的かつエネルギーに溢れ、積極的だ。そしてコンタクトを好む。競争力のある選手で、プレイの仕方を学んでいるところだ。彼はとても若く、意欲的で教えやすい。人柄も良く、私たちは大きく期待している」と賛辞を送った。 中断前は出場わずか9試合と出場機会がほとんどなかったジョンソンだが、この取材後に行われたインディアナ・ペイサーズとの練習試合最終戦に25分間の出場で21得点と大暴れ。再開シーズンでは若手の育成を優先することを指揮官が宣言しているだけに、ホワイト、マレーらと共に大きく成長することが期待される。