ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードは、7月13日(日本時間14日)にオーランドで彼にとって初めてのチーム練習を行った。レナードは家族の事情でチームから遅れてディズニー・ワールド・リゾート入りしており、先週末まで隔離生活を送っていた。 『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者が、チームに合流したレナードのコメントを紹介している。 「良い感じだ。ワークアウトをして、体を鍛えてこの時のために準備をしてきた。今日が最初の練習で興奮している」
レナードは、中断期間を「オフシーズンのようだった」と表現し、これからの数週間はプレイオフに向けた準備期間と捉えているようだ。 「普通は3カ月のオフの後、トレーニングキャンプに入る。そこで何回か練習を行い、プレシーズンゲームをやる。しかし、みんな知っているようにリーグ再開後では、ポストシーズンの準備まで8試合しかない。ただ、それでもこれまでと同じ流れで準備をしないといけない」 「みんな、それぞれの体のことや、何が必要なのかは分かっている。今日、僕にとっては再開後で初の練習となるので、どんな感触なのか見ていくことになる。ここからコンディションを上げていくけど、どんな風になっていくかは誰にも分からないよ」 今シーズン、中断前の時点でレナードは膝に問題を抱えていることから、連戦の2試合目に欠場するなどロードマネージメント(疲労管理)を行ってきている。そのため、ここまで平均26.9得点、7.3リバウンド、5.0アシストを記録する一方で、64試合中51試合の出場にとどまっている。 このような背景があることで、プレイオフ前の8試合についての起用法に注目が集まるが、クリッパーズのドック・リバースHC(ヘッドコーチ)は「まだ、どうなるか分からない」と強調している。 「制限はない。カワイはここまでの大半において健康だ。しかし、それがプレイオフへの準備となる8試合で、彼を続けて起用することを意味するわけではない。この件についてはうまくやっていかないといけない」 現在、ウエスタン・カンファレンス2位につけているクリッパーズは、1位のロサンゼルス・レイカーズとは5.5ゲーム差をつけられており、それをひっくり返すのは厳しいと見られる一方で、3位のデンバー・ナゲッツとは1.5ゲーム差、4位のユタ・ジャズとは3ゲーム差と、逆転される可能性もある。シード争いとレナードのコンディションの兼ね合いを含め、指揮官がどんな選択をするのか興味深い。