再開シーズンで戦術変更が求められるジャズのクイン・スナイダーHC「いつもとは違ったやり方が必要になる」

2019-20シーズンは約4カ月の中断を挟む異例のシーズンとなったため、再開後のシーズンでは、各チームのコーチは通常とは違う方法でチームを作り直す必要がある。 特に、ウェスタン・カンファレンスの4位(41勝23敗)でシーズン再開を迎えるユタ・ジャズは、シーズン中断中にチーム2位の得点力を持つ先発フォワードのボーヤン・ボグダノビッチが手首の手術を行い、再開後のシーズンに参加しないことが決まったため、大幅な戦術変更を余儀なくされるはずだ。 この難しい状況について、クイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)が7月11日(日本時間12日)のZOOM会見で語った内容を、『Salt Lake Tribune』のエリック・ウォールデン記者が伝えている。

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「ひとたびシーズンが始まれば、自分たちがやるべきことをやり続けるだけなので、新たなことに着手することはない。だが、今の我々の状況は通常とは大きく異なる。今シーズンのジャズには多くの新加入選手がいたので、開幕当初やトレーニングキャンプでは、まるで若手中心のチームを指導しているような気分だった。その時も、いつもとは違うやり方を試みたが、今回はかなり違うやり方をやっている」 ウォールデン記者によると、今のジャズにはベテラン選手が多いため、スナイダーHCは「今回は、選手同士の連携を深めたり、チームに習慣を作ることに時間を割く必要は無かった」と話しているそうだが、ボグダノビッチの穴を埋めるためには、戦術の変更に加えて、選手の役割にも幾つかの変化を加えることを考えているようだ。 「ボグダノビッチはリーグ有数のキャッチ&シューターだ。ジョーダン・クラークソンはドリブルからのシュートがボーヤン(ボグダノビッチ)よりも上手い選手だが、それに加えて、彼にはボーヤンがやっていた役割の幾つかをやってもらうことになる。ドノバン(ミッチェル)にも幾つかの仕事をやってもらえるだろう。右利きのドノバンとJC(クラークソン)と、左利きのマイク(コンリー)とジョー(イングルズ)が、ほとんどのプレイを作ることになるはずだ」 今シーズン、ボグダノビッチは63試合に出場して(全て先発)、1試合平均20.2得点、4.1リバウンド、2.1アシスト、3Pシュート成功率41.4%、フリースロー成功率90.3%と活躍したほか、決勝ブザービーターを決める勝負強さをチームにもたらしていた。

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