シーズン再開が1カ月後に迫るなか、インディアナ・ペイサーズに参加の決意を固められずにいる選手がいると、『ESPN』のエリック・ウッドヤード記者が報じた。 同記者が纏めたレポートによると、ペイサーズのバスケットボール運営部門代表であるケビン・プリチャードはその選手の名前を公開していないものの、同メディアとのインタビューにて、「参加可否を問わず、彼の意見を尊重する」とコメントしたという。
現在、ペイサーズのガードであるマルコム・ブログドンの新型コロナウイルス感染が発覚しているほか、主力のビクター・オラディポが同メディアのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者に負傷した右足大腿四頭筋腱の回復状況によっては再開されるシーズンへの参加を見送る可能性があると伝えてられており、チームの先行きは不透明だった。 しかし、プリチャードは、順調に回復しているオラディポが再開されるシーズンに参加できることに自信を持っているようだ。 「こんなに状態のいいオラディポを久々に見たよ」と切り出したプリチャードは、以下のように続けている。 「彼はリーグの中断中に身体的にも精神的にも進化している。非常に感銘を受けたよ。今は試合形式の練習ができないため、ワークアウトのみの評価となるが、それにしても彼の状態は素晴らしい」 また、ウッドヤード記者によると、新型コロナウイルスの感染発覚を受け、自宅で隔離を強いられているブログドンは再開されるシーズンへの参加に向けて自主的なワークアウトを行っているとのこと。 現在イースタン・カンファレンス5位(39勝26敗)のペイサーズは8月1日(日本時間2日)、シーディングゲーム(再開後の8試合)1戦目を同6位(39勝26敗)のフィラデルフィア・76ersと戦う予定だ。チームがプレイオフで勝ち上がれるかどうかは、オラディポとブログドンが参加するか否かがカギとなるだろう。