レブロン・ジェームズ、2010年のFAではニックス移籍が第一志望だった?

リーグ屈指のスターたちがこぞってフリーエージェント(FA)市場に売って出た2010年の夏は、NBAにとって激動のオフシーズンとなった。 なかでも最も印象に残るのは、2003年ドラフト組のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、クリス・ボッシュ(元ヒートほか)がヒートで“スリーキングス”を結成したことだろう。同期生3人が集ったスーパーチームは、大きな波紋を呼んだが、結果的にヒートは2012年からリーグ2連覇を達成している。

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ヒート以外にも、シカゴ・ブルズやニューヨーク・ニックスが3人の獲得を画策していたと報じられていたが、『The Ringer』のビル・シモンズ記者は、ジェームズの第一志望がニックスであったと、同メディアのポッドキャスト番組『The Bill Simmons Podcast』で以下のように明かしている。 「私が当時の状況に詳しいすべての人に話を聞いたかぎり、ニックスが(ジェームズの)第一志望であったことは明らかだった。ただ、ニックスのファンには申し訳ないが、チームは彼との交渉で大失敗を犯したんだ」 「ドニー・ウォルシュ(ニックスの当時のバスケットボール運営部門社長)が車いすで登場し、ドーラン(ニックス・オーナー)はいつも通りのドーランだった。彼はなんの準備もせずにジェームズとの面談を迎え、それはなんとも悲惨なものだった」 シモンズ記者によると、その“悲惨な面談”の後、ジェームズはニックスと2回目の交渉を行うことなく、ヒートへの移籍を決めたという。 ニックスは当時、2選手とマックス契約を締結させるための十分なキャップスペースがあったほか、豊富なトレードアセットを有していたため、サイン&トレードによりジェームズ、ウェイド、ボッシュと契約を締結させる可能性はあった。 2010年に大きなチャンスを逃したニックス。昨オフにもカイリー・アービングとケビン・デュラントという2人のスーパースター獲得のチャンスが訪れるも、結果的に同じニューヨークに拠点を置くライバルチーム、ブルックリン・ネッツが2人と契約を締結させている。

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