フィラデルフィア・76ersのトバイアス・ハリスが『ESPN』の番組『First Take』のインタビューに応じ、NBAのシーズン再開や、チームの状況について語った。その中で、ハリスは、今シーズンのシクサーズにはチームケミストリーが無かったことを認めた。 「正直なところ、今シーズンのシクサーズにはチームケミストリーが無かった。全員が一丸となるまでに時間がかかったし、ずっと怪我人に悩まされていた。現時点で、もし私たちが”スリーパー(眠れる獅子)”のままだったら、本当にスリーパーなんだろう。つまり、人々は私たちのことをそういう風に見ているんだ。だが、私はチームメイトの目を見て会話をして、全員が優勝という1つのゴールを目指していることを知った」
「それが、私の個人的な見解だ。周りの人々が私たちのチームに対して言う言葉は受け入れる。なぜなら、今シーズンの私たちはファンの期待に沿う結果を残していないからだ。だが、私たちはオーランドで再開するシーズンで新たなチャンスを得る。そこで、私たちの生まれ変わった姿を見せられるはずだ」 エースのベン・シモンズとジョエル・エンビードの成長と大型補強によって、2019-20シーズンのシクサーズは大きく飛躍すると思われたが、シーズン中断までは39勝26敗(イースタン・カンファレンス5位タイ)と予想外の苦戦を強いられた。その要因としては、大物ビッグマンのアル・ホーフォードが加入したことで、かえってフロアのスペーシングが悪くなったことや、JJ・レディックを放出したことによるシューター不足などが指摘されている。 6月27日、シクサーズはシューターのライアン・ブローコフと契約し、シーズン再開に向けて早くも準備を始めた。シクサーズがどのようなチーム状況で帰ってくるのか、注目だ。