レイカーズのアレックス・カルーソが“守備に目覚めた”理由を明かす「今のようにダンクもしていなかった」

NBA3年目を過ごすロサンゼルス・レイカーズのロールプレイヤー、アレックス・カルーソが、レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズファンの間で話題となっている。 発端となったのは、レイカーズのサイドラインレポーターを務めるマイク・トルデール氏の発言だ。彼はポッドキャスト番組『Strictly Buckets Podcast』で、カルーソはNBA史上最多タイのシックスマン受賞3回を誇るルー・ウィリアムズ(クリッパーズ)よりも良い選手だと主張した。 「カルーソはルー・ウィリアムズよりも優れた選手だと思う。ほとんどの人には受け入れられない議論だろうが、守備がはるかに上手い。ルー・ウィリアムズが攻撃力を発揮するには、ボールを持ってスクリーン&ロールを繰り返さないといけない。つまり、(二枚看板の)ポール・ジョージとカワイ・レナードはボールを持てないということだ。多くのコーチがその事実をしっかり把握していると思う」

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このトルーデル氏の発言に、クリッパーズファンが激しく反対意見を浴びせた。『Silver Screen and Roll』のクリスティアン・リバス記者は、「カルーソがウィリアムズよりも総合的に良い選手かは議論があるだろうが、より良いディフェンダーであることに疑いの余地はない」とトルーデル氏に同調しつつ、カルーソが『THE LOWE POST』で明かした“守備に目覚めた瞬間”に関するコメントを紹介している。 「たしか高校生の頃かな。僕は他の連中みたいに身体能力が高くなかった。一年次に選抜チームへ入ったとき、みんなは僕がジャンプして、動けることを知った。今では当時よりも逞しさを増したと思うけど、高校では線の細い白人選手だったし、今のようにダンクもしていなかった。だから、何かゲームに影響を与える手段を見出さないといけなかった。それが、(相手の)オフェンスの流れをうまく予測するということだったんだ。そしてそれは明らかに今年(のチーム)に生かされている。一般的に見て僕らは素晴らしいディフェンシブチームだからね。僕が残した数字はハードワークの結果だけど、アンソニー・デイビス、ジャベール・マギー、ドワイト・ハワードがゴール下を守っている時に役立つんだ」 レイカーズはリーグ3位のディフェンシブ・レーティング(105.5)をマークしているが、カルーソは個人でもディフェンスの貢献度を示す「Defensive Real Plus Minus」でシューティングガード部門の2位(1.54)にランクインしている。平均5.4得点、1.9リバウンド、1.8アシストという主要スタッツに表われない働きで、カンファレンス首位に立つチームを支えており、シーズン再開後もローテーションの一角として活躍が求められるだろう。

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