現地12月3日、シカゴ・ブルズのジョン・パクソン球団社長が、フレッド・ホイバーグHC(ヘッドコーチ)の解任を発表した。 同3日の朝に発表された声明文の中で、パクソン球団社長は以下のようにコメントしている。 「非常に難しい決断だったが、この判断は今のチームにとって間違いではなかったと思っている。あらゆる面を考慮に入れた結果、チームの今後の成長のためには、今こそ動かなければならないと判断した。将来に向け、選手たちが正しい習慣を身に付け、成長するためには避けては通れない道だった。フレッドの献身と努力、そして彼の長きに渡るチームへの貢献に感謝している。」 ホイバーグHCは、アイオワ州立大で5シーズンの間ヘッドコーチを務めた後、2015年6月2日(現地時間)にブルズのヘッドコーチに任命された。彼は、ブルズのヘッドコーチとして通算115勝155敗(勝率4割2分6厘)という成績を残している。彼は、2017年にチームをNBAプレーオフの1回戦に導いたが、ボストン・セルティックスに2勝4敗で敗れた。 ブルズは、アソシエイト・ヘッドコーチをしていたジム・ボイレン氏をヘッドコーチに昇進させた。ボイレン氏は、2015年6月17日(現地時間)にブルズのコーチング・スタッフに加わっている。彼は、コーチとして33年のキャリアを持ち、そのうち20シーズンをNBAで過ごし、3度のNBAチャンピオンに輝いている。ボイレン氏は、1992-93シーズンにビデオコーディネーター兼スカウトとしてヒューストン・ロケッツのスタッフに加入し、それから4シーズン後に、ルディ・トムジャノビッチHCのアシスタント・コーチに昇進した。その後、彼はゴールデンステイト・ウォリアーズ(2003-04シーズン)、ミルウォーキー・バックス(2004-05シーズン)、インディアナ・ペイサーズ(2011-13シーズン)、サンアントニオ・スパーズ(2013-14シーズン)の4チームでアシスタント・コーチを務めた。彼はミシガン州立大で、ジャド・ヒースコートHCとトム・イゾーHCのスタッフをしていたこともある。大学でのコーチ経験に関して言うと、彼はユタ大のヘッドコーチをしていた2009年に同校をNCAAトーナメントに導いた実績も持っている。